異世界へ

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北朝鮮は2063年に対馬にKPA(朝鮮人民解放軍)を上陸させ、不法占拠を始めた。 当時の総理は、裏で日本政府を操っている桜会のメンバーであり、自衛軍の出動を即効で決定した。 これに左翼団体と在日朝鮮人を中心とするデモ隊が反戦運動を始めた。言うことは決まって「軍国主義の再来」などと言い、北朝鮮へ降伏しろと言わんばかりのデモを行った。 しかし桜会にはそれは通じない。自衛軍の一個中隊をデモ隊鎮圧に派遣した。それにデモ隊は激しく「人殺し」を叫び、投石などを開始した。 最初は冷静に対処した桜会はさすがにしびれを切らし、自衛軍に発砲の許可を出した。自衛軍が発砲した弾はデモ隊の一人を直撃し、混乱させた。 そのデモ隊の後ろに警察の銃で武装した機動隊を待機させていた。デモ隊はどうすることもできず、全員機動隊の警棒にボコボコにされ、重軽傷を負った状態で検挙された。 これにマスコミは自衛軍の横暴と報道したが、それを報道したマスコミや記者などは北朝鮮への協力者ということで逮捕された。 日本のあまりにも堂々とした態度に諸外国は驚きを隠さなかったのは言うまでもない。 対馬のKPAは海上自衛軍により補給路を断たれ、十分な食糧を供給されることがなく、すっかりげっそりとやせ細ってしまった。 なぜなら、北朝鮮海軍の輸送艦は海上自衛軍により、撃沈されてしまったからだ。 そこをつき、自衛軍は特殊部隊を対馬に送り込み、KPAを一部射殺、逮捕した。 無論、北朝鮮はこれにより、再び経済制裁を食らい、壊滅的な食糧危機に再び陥れられる結果となった。それ以降、中国からの支援がなければ国としての機能を維持することはできなくなっている。 後の調査で、国内の在日朝鮮連合が工作員などをかくまっていた事実が判明し、そこにいた職員や在日朝鮮人は北朝鮮に送還された。 工作員は殺されるか、国内で無期懲役に処されるかどちらかしか道はなかった。 それ以降、日本政府は内務省を強化し、治安維持部隊、増強したSATなどで日本国内の治安強化を図ることになった。 無論、そのような結果に導いたのが桜会である。
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