残された時間

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2011年11月30日 東京都新宿区神笠町『神笠中央病院』 1人の若い男が担当医師である松田に余命を宣告された。 「どうせなら年明けに初日の出を見てから死にたいですね」 男は冗談まじりにそう言いながら立ち上がった。 「受付で痛み止めの薬を受けとってください」 「それから、あまり過度な運動はしないようにお願いします」 松田の言葉に頷き男は診察室を出た。
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