第一弾 日常

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今何をしているかと言うと自分の寮に帰っている所だ。 ――今日のニュースです。また武偵殺しが武偵を狙い襲いました――― 和「また………か…」 武偵殺し……こいつらは武偵を狙っては殺しにくるという訳の分からん連中だ。俺もUZIがついた自動二輪車10台に襲われた。 流石に死ぬと思ったよ。俺のクイックショットが無ければ蜂の巣にされ今頃幽霊だった。この時だけはめっちゃきつい訓練をしてくれた親父に感謝した。 和「ただいまぁ。」 ?「ちょっと!遅いじゃない!」 皆さんにご紹介しよう。こいつは俺の同居人の鍵山星奈(カギヤマセイナ)といって装備科で俺専属のメカニックだ。ランクはSよりのA。 和「そうか?いつも通りじゃないか?」 星「いつもより五分遅い!」 和「………五分位ええやん…」 俺はぶつぶつ言ってソファーに寝転んだ。 星「買い物行って来るから留守番頼むわよ?」 和「了解」 そういうと星奈はそそくさと寮を出て買い物に行った。 ここで軽く家柄について話しておこう。 まずは俺。俺の佐橋家は代々武偵で物心ついたときから訓練の嵐。ナイフ捌きから始まり射撃訓練、体力つける為にマラソン。模擬的に撃ち合ったりなんだり。その時に星奈が毎回いた。 そんな星奈は極々一般的な家庭だ。元々武偵に憧れていたらしく必死に勉強。んで俺が使っていた銃に興味を持ち分解。改造し尽くしていた。そんで俺と親父は当然驚愕。才能だね、完璧に。それから数年東京武偵高の入試を楽々パス。晴れて憧れの武偵高生になり俺のメカニックになる、そんな感じだ。 和「だからって一緒に住む必要性は皆無だがな。」 星奈の帰りを待つ間銃でも磨いてるか。
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