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夏が過ぎ、秋、そして冬。あの日から半年経った頃、俺はまた女友に引っ張られて学校に通う。
女友「遅刻するぞー」
男「今朝は家で朝っぱらから闘神と戦ってたからな…」
女友「また、なんかやったの?」
男「…昨日は弁当食べる時間なかったんだよ…」
女友「うわー…最低」
男「だ、だ…黙れ!」
この冬は、俺は黒い皮の手袋をしている。
この手袋は、いつも暖かい。
カイロでも入れているのではないかと、日々錯覚する。
雪の降りしきる中、俺は手袋に今日も手を突っ込んだ。
終わり
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