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「おや、其処に居るのは響君かな?」
小さくなく、大きくもなく、耳に心地よく響くアルト。奇麗な声だった。
「あ、骸君――」
ポツンと響が呟いた。
へぇ。この人、ムクロって言うんだぁ。
うん?なんか聞いたことあるなぁ。
………って、えぇぇええ??!
「ちょうどよかった!
コイツ、真琴って言って――「初めまして!伊良々木真琴です!実は僕、会長に憧…れ……て………?」
響の言葉を遮ってまでして最後、疑問系になったのは悪いかもしれないけど、仕方ないと思う。
だって、枢木生徒会長はウワサ道理、否、それ以上の奇麗な銀髪に、顔を隠すように巻いたマフラー、という出で立ち。
…ぷらす。
―――筋肉隆々な幼児の姿をしていた。
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