優しい恋は禁断の恋

Story1～春のほほえみ～

まぶしい光

かわいい桜
毎年変わらない始業式
私は2回目の始業式を迎えていた。すんごく眠い始業式も最高学年だから仕事があり、なんとか眠らずにやりすごした。

私の学校は、この市内に３校しかない中学校の一つ「矢坂中学校（やさかちゅうがっこう）」の生徒だった。
その3校の中でも一番規模のでかい中学校で一学年250人もいる学校で若干の不良もいるため、若干多めの先生もいる。
この学校は「若干」や「余計」が多い学校。毎日がすんごく疲れる

始業式の後、１時間目は学活だった。担任のおかげで←機嫌がよかっただけで。。。自由時間だったから、3年間同じクラスの結城柚合愛（ゆうきゆりあ）と一緒にずっと話したりメールしたりしていた。

１時間目のあと、柚合愛は職員室に用事があるというので私は一人、缶ジュースをもって屋上へ向かった。
中学校までは、義務教育なため、必ずと言っていいほど屋上は開いていないはずだ。毎日確かめに行っているが一回も開いていたことがない。。。←よくここまでやっている根性があると我ながらに思う(笑)
屋上の扉に手をかけて、思いっきり横に開けてみると

ガラッ・・・

えっ・・・？
今開いたよね？！なんで？まっ！！いいかぁ～♪やったぁ～！！いままでの苦労がやっと神様に届いたのかぁ☆よっしゃーー！！！

私は校庭を一望出来る場所に座り、１人で缶ジュースを飲んでいた。

「なにしてんの？」

ん？？えっ・・・？誰？！
てか、意外とかっこいい←こんな状況でかい！！

ガバッ！！

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー！！うそ！うそでしょ？！」

ヤバくね？！始業式早々先生に屋上でジュース飲んでるのバレてるよ？それ以前に屋上に来てるのばれちゃったよ？！あくまでも今年受験なのに。。。一応受験生なのにぃぃぃぃぃぃぃ（泣）

「始業式早々授業とかありえないよね。。。息抜きにコーヒー飲みに来たんだけど、どうせキミも息抜きかなんかだろ？」

えっ。。。この先生見たことない。。。てか、それ以前にここは教師として注意するでしょ？！

「な・・なんで注意しないの？普通するじゃん！！」

「そんなこと一々言ってたら、生徒はその先生について行こうとは思わねーし」

以外・・・こんな教師初めて見た・・・

「んじゃ。」

あ・・・行っちゃった・・・
なんの教科の先生だろ。。。

私はそんな先生のことを考えながら屋上で寝ころんだ。