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人間の里から見通しの悪い獣道を辿っていく。
そして、自然の獣道から人工的に敷かれた石畳に変わる頃になると、それを確認できる。
締め縄が巻かれた赤く大きな鳥居と賽銭箱が主張しすぎている気がしないでもない本殿があり、その本殿の裏で茶を啜っている少女がいた。
脇の部分が大きく開いている変異な巫女服を纏っている少女は、その風貌から容易にこの神社の巫女であると理解できる。
しかし、茶を啜った後、畳に寝転がっては、ボーっとした顔で口を空け、腹をボリボリ掻いている姿からは、とても真面目な巫女であるとは言い難い。
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