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少し歩くと、徐々に道の形が変わってきた。この道の両側の壁はビルの外壁。その外壁や地面のアスファルトが所々が抉れている。中には、完全に内側と貫通している部分のある。明日は、ここの会社の人は一日中冷房の効いた部屋で過ごすことを思うと、少し哀れに思えるけど、まあ、自分がいる訳じゃないので、そのままシカト。
少し進んでいくと、目的の物が見えてきた。
そこにいるのは、サラリーマン風の中年の男性。そして、ゴスロリ?甘ロリ?まあ、どっちでもいいや。そんな暑苦しい服を来た若い女性が一人。
「ひ、ひいい!た、助けてくれ」
怯えて奇声を上げる中年の男性。そして、その声を聞いて薄く微笑む女性。
Sかこの人は。
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