第一章 最後の名前

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私の心臓があった 「えっ…?」 胸に穴はなく、ただただ ドクンドクンと動いてた。 安心するのもつかの間 なんだかとても苦しいような 感じがした。 父さんが心臓をぎゅっと 握り締めていた。 『苦しいか?…希美、 母さんの所に行けるんだぞ? 嬉しいように笑うんだ。』 と不気味な笑みでこちらを 向くと同時に、もう一人女性が 立っていた。 「だ…れ…」と希美。 『マ・イ・ア。貴女の父さんは 私のものなの。ご存知?』 と言って希美の足に手を掛けようとした…その時!!
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