さらば友よ…

22/27
1221人が本棚に入れています
本棚に追加
/283ページ
「……よっかったぁぁぁぁ…」 心の底から思うね だってあれには… いや、やめておこうwww 「……お前が良くても俺は痛くてしかたないのだが…」 叔父さんが床で頭を押さえてしゃがんでいる。 「なにしてんだ?」 「伶夜がいきなり起きあがってきた…」 「完全に説明不足だね………あっ…あのー…蓮南さん?…じょっ…状況を…;」 俺は少し離れたところにいた蓮南さんに聞いてみた。 「伶夜様の頼みなら仕方ありませんね…そこの馬鹿…もとい理事長は貴方が気絶した後、ソファーに運びしばらく介抱をしていた…しかし、突然うなされだした伶夜様を見て起こそうと思い、顔を近付けた瞬間に伶夜様が奇声を発しながら起きあがってきた。そして必然的に理事長は伶夜様の頭突きを食らい、今に到と…。以上です。何かご質問は?(ニコ」 「あっ…いえ…十分わかりやすくてとても良かったです…;」 詳細がめちゃくちゃ細かすぎて逆にすげぇ… 蓮南さん、こんなとこで秘書するよりもGSIに入ったら? 「…伶夜…痛い…」 「ぅ…え?…あー…ごめんなさい…」 まー、一応俺が悪いしね? 「…伶夜……ギュってしてもいいか…?…それで許すから…てか、させてくれないと許さない…」 「…どこぞの駄々っ子か…ってあれ?前俺も言われたような…まいっか……はいはい、ギューでもハグでもなんでもいいですよ…はい」 そう、軽い気持ちで手を広げた俺。
/283ページ

最初のコメントを投稿しよう!