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仮面の中でうっすらと目を開けた“私”は
現状は“僕”が見ていた事でわかってる
『(あ~確かにあれは頑固そうなじぃさんだね)』
「(分からなくはないけど
あまり手荒過ぎない様にね?)」
『(あ~はいはい、手荒“過ぎる”事“は”無いようにするよ)』
内心僕はそんなんだからちょっと心配だったりするのだが…
『やっぱりあれが良いかなぁ…
“大嘘吐き”(オールフィクション)』
見ると言い争いが終わった様で雷ノ帝がこちらを見ていた
「(好きだねぇ禊ちゃん)」
『当然!
あんなに“私”と気が合いそうな人
殺したい位友達になりたいもの』
雷ノ帝「さあ、小僧
付いてくるが…」
ゴガガッ!!!
何か雷ノ帝が言った瞬間
雷ノ帝の身体すれすれで
超巨大な螺旋が7・8本
動きを止める様にぶち刺さっていた
ユウ(裏)『うるさい』
雷ノ帝「……ばかな」
額に汗を浮かべている雷ノ帝
ユウ(裏)『辛辣な言葉をかける様だけどさ
僕は一番力量も解らずに絡んでくる輩が一番嫌いなんだ』
表情は当然笑顔のままだ
なのに雷ノ帝はまずいと言わんばかりに
冷や汗をかいている
雷ノ帝「わ、わかった…お主の力はわかった
降参する」
ユウ(裏)『………そう
なら今すぐ消えてよ
残念な事に僕は気まぐれでさ
10秒以上気が変わらない自信が無いんだ』
雷ノ帝「むぅ………わ、わかっ」
ユウ(裏)『ごめん気が変わった』
ズドドドッ!!
雷ノ帝の身体に先程床に刺したなより
でかい螺旋が貫く
雷ノ帝「げぼっ……ま゛まだ…一秒もだって………おらんじゃろ…うが…」
ユウ(裏)『だから
10秒以内なら気が変わらない
という気が変わったんだよ
急に刺したくなるくらい貴方が憎らしくなっただけ』
そのまま雷ノ帝が床に突っ伏す
ラース「!…きっ」
ラースさんが何か言おうとしてるが
無視
だって
………………
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