帝の対談

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ラースさんと雷ノ帝が 言い争いを初めた瞬間 僕は 自分自身の精神の中にダイブを始めた 海の中をゆっくり沈んで行く感覚 僕の心の風景 それはどこまでも深い 光が届かない海の底 そこに存在するのは 鏡合わせの様に 全てが真逆の僕が居た “僕”がどこまでも高く 澄み渡る空の蒼の様な物なら 『私』は何処までも深い闇の中を漂う海 『お久しぶり 私が必要になるなんて 久々じゃないかな? 君が見ていた物を観るだけでも楽しいんだけどね』 表情を文字どおり “笑う” 「僕の顔で気持ち悪い笑い方しないでよ」 『ごめんごめん だけどこれも“僕”だろ?』 「そうだね なら、早速だけど上がって来てよ これからは君も必要になるんだから」 “僕”は 手を差し出す 『なら、またしばらくよろしくだね』 “私”が “僕”の手を握り “僕”と“私”は 一緒に光に包まれ 元の意識の中へ消えて行った ………
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