ゆるーい前振りから始まる物語

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ソウヤ「…………」 エステル「クロシロ先輩、さっきのでまだ拗ねてんの?」 ティオ「本当に器の小さい男の子(おのこ)よのう」 ソウヤ「お前ら……ネタバレット卿の餌食になってしまえ。あとクロシロって誰だよ?俺は黒城(クロギ)だ」 エステル「あれ?そうだっけ?でも皆ミッションに同行する度に餌食になってるし……モノクロ先輩だって吹っ飛ばされてるでしょ?」 ティオ「モノクロ…(笑いを堪える」 ソウヤ「誰が白黒印刷か。ってそこ!笑うツボがわかんねぇよ!くそぅ……俺の部屋から出てけ」 ティオ「そう怒るでない。まったく近頃の若い者は……。それはそうと……印刷機など今じゃほとんど見かけないのう……なんでもデジタルじゃ」 ソウヤ「そこまでデジタルじゃねぇよ。教官達がファイルに紙束挟んでるだろが。それと、年なんて1つしか違わないだろ」 エステル「アカギ先輩!いつになったら腕輪に電話機能がつくかな?つけば良いよね!」 ソウヤ「お前は潔癖症のオペレーターズ紅一点か!?……あぁもういい。疲れた勝手にしろ」 ティオ「そう言えば先ほど気になったのじゃが……ネタバレット卿とは誰なのじゃ?」 エステル「そりゃ隊長の事でしょ。狂と卿を掛けただけで印象変わるもんね」 ティオ「おお、なるほどな!」 エステル「ネタバレットだけならまだしも捕喰中に誤射されると軽く殺意沸くよね!」 ソウヤ「明るい顔で何言ってんだ。聞こえてたらどーすんだよ」
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