第一章 灼熱の昼下がり

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第一章 灼熱の昼下がり

『ミーン、ミーンミーン…』太陽が地面を焦がし、汗が自然と皮膚の隙間から流れ落ちていく灼熱の昼下がり、こんな時間帯に果たして外出している人は、日本国土全体の何割にあたるのか? こんな事を考えてしまうのには、理由がある… 自分は娯楽の為に時間を費やすのは、馬鹿馬鹿しいと考えてしまう。 何故なら、自分の趣味は他の一般人とは、掛け離れているからだ。 趣味は、『考えること』 謎は、人生を楽しくすると父が教えてくれた。 学校の成績は、良くなかった。だが、将棋やチェスは得意だったし、ミステリー小説も、大好きだった事もあって、俺は、高校卒業後は、迷うことなく『探偵』という道に進んだ…
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