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〈チキュウ〉
………………!
目が覚めた。
「ほら、やっぱり夢…」
ふと、周りを見渡す。
目の前には広大な草原が広がり、俺はそこに座り込んでいた。
あれ、俺はバスの中にいたはず…?
『だから、夢では無い!』
!!!
右手には、あの〈炎刀〉と名乗った短い刀が握られていた。
「よーし、とりあえず聞いておきたいことが在るんだが……、ここ何処?」
もう、驚くのに疲れてきた俺は、一番聞きたいことを質問してみた。
『ここは、〈チキュウ〉』
「へ?地球?」
『違う。〈チキュウ〉だ。』
???
「それって…、」
ザザッ!
!!!
後ろから、物音がした瞬間、俺は宙に舞っていた。いや、吹っ飛ばされていた!背中に激痛が走る。
ドサッ
地面に転がりながら着地する。
もといた場所に視線を向けた。
!
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