よろずストーリー

例えばの話

例えば目の前の何かから逃げ出したい場面に出会うとする
しかし普通の人間ならばこの時の選択肢は二つ。

一つはこのあと起きる不幸に巻き込まれる

二つは運よく回避出来る

もし悪魔や神だったら新しい選択肢を増やせるだろう
しかし私達人間にはこのあと起きる現実に向かわなければいけないのだ。

多分私の選択肢は前者になるだろう。しかし私は逃げずに立ち向かおう！
それこそが立派な人間になる為なのだから!!

「で？まだ未成年の娘に手ぇ出したんだって？」
「手出したつーかただ抱き着いただけで…」
「そーゆうがセクハラっていうの！」
「セクハラって…。大体20歳過ぎた人に手出してもなんも言わないのになんで今更…」
「成人過ぎた女に手出しても犯罪じゃないからよ！アタシだってわかってるから文句言わないわよ！」
「誰もお姉なんかに手出さないって…」

「こ～う～た～ろ～う～っ!!?」

例えば目の前の何かから逃げ出したい場面に出会うとする。
しかしそれを避けることは

本当に運のいい奴だけであろう。