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俺の家の隣には、幼なじみらしき人がいる。
他人の幼なじみと違う点は、そこまで仲良くない。
だからと言って¨ただのお隣りさん¨でも無い。
難しい事を考えるのは苦手だ。
まあ、良く分からないと関係だな。
しいて言うなら、仲良しなのは仲良しか。
多分。
あいつ……いや、あいつと言ったらいつも怒るので雪乃とちゃんと呼ぼう。
年上だしな。
雪乃が隣に引っ越して来たのは、俺が小5の時。
当時の雪乃は高1だった。
挨拶周りに来た、雪乃のおばさんが若くてびっくりした事と、雪乃が美人だった事を今でも鮮明に覚えてる。
高1なので綺麗なのは当たり前だろうが、綺麗と言う言葉以外で表すことが出来ない様な感覚に襲われた。
現実に雪女がいるなら、この人が似合いそうな。
失礼にも程があるけど。
まあ、そう言う出会いだった。
雪乃は面倒見は良い方だけど、出て来る言葉は毒だ。
男だけには。
女の子には消して毒を吐かない。
こいつは百合なのではと思う時もあった程。
多分百合だろう……。
まあ、どうでもいいんだけど。
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