温度差

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「じゃあ俺、部屋に帰るわ。」 「ああ、どうぞ。 あ。そうだ。そろそろ年明けだから掃除ちゃんとして頂戴ね。」 「わかったよ。」 俺は雪乃の部屋を出る。 そして自分の部屋に戻る。 部屋に戻ってため息をつく。 この部屋を掃除せねばならない。 ただ今両親は、世界中を旅しているためいない。 ここ数年ぐらい。 たまに連絡がくるので、生きてるのは間違え無いだろう。 やるか…。 まずは食器棚を掃除。 次に電気の辺り。 キッチンに自分の部屋。 トイレ。 そして最後に風呂場だ。 あ、洗剤ねぇな…。 借りに行くか。 一度掃除を中心して、雪乃の部屋に行く。 ピンパーンと言うチャイムを鳴らす。 雪乃が出てきた。 上が下着姿で……。 「何?」 「えと、風呂場に使う洗剤貸してくれない?」 「うん。わかった。ちょっと待ってて。」 雪乃は洗剤を探しに行く。 何であいつ下着姿な訳? 胸でかいから、目のやり場に困るんだけど……。 俺がそんな事考えてる間に、雪乃が戻って来た。 「はい。」 俺に洗剤を渡す。 「ありがとう。 ……あのさ、何で下着姿な訳?」 「掃除してる最中暑くなったから。」 「………そうですか。」 俺は雪乃の部屋のドアを閉める。 そして自分の部屋にまた戻る。 あいつは女と言う自覚を持って欲しいと思った。
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