温度差

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カレーも食べ終わり、今度は俺が片付ける番になった。 『私が作ってあげたんだから、洗い物はよろしくね。』 だそうだ。 ……水仕事やりたくなかっただけじゃ無いのか? まあ、やっちゃった物は最後までやるか。 洗い物を俺に任せた雪乃は、ただ今入浴。 『覗いたら、雪の中に埋めるわよ。』 と言う毒を吐かれたので行かない。 吐かれてなくても行かない。 そうまでして見たいとは思わないし。 洗い物が終わり、ソファーに座る。 俺がソファーに座るのと同時に、雪乃が上がって来た。 またもや下着姿で…。 こういうのがあるから、困るんですけど……。 「あの、雪乃さん。」 俺は新聞に目線を移しながら言う。 「これでも一応、思春期の男子がいるので… そういう格好を控えて頂きたい。」 「ああ…。反塚いるの忘れてた。」 ……ここ、俺の部屋なんだけど。 雪乃半袖のシャツだけ来た。 ………下も出来れば履いて欲しいのだか。 まだ、ましな方にしとこう。 雪乃は冷蔵庫からビールを取り出し、俺の前ある小さな椅子に座った。 ぐびぐびとビールを飲み干す雪乃さん。 良い飲みっぷりです。
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