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風呂から上がると、ソファーに寝っころがってる雪乃がいた。
すやすやと寝息をたてている。
かなり無防備な姿ですけど…。
雪乃の姿を見つつ、冷蔵庫を開ける。
まだ未成年の為、酒は飲めない。
だからコーヒー牛乳をコップに入れて飲む。
「はあ。」
風呂上がりは最高だ。
時計を見ると11時。
流石に寝ないとな。
部屋に一旦戻る。
今日、掃除したばかりの押し入れを開け、中から毛布を取り出し、ソファーまで運ぶ。
毛布を雪乃にかけて、今度こそきちんと部屋に戻り寝た。
一体何時頃に、俺は目を覚ましてしまったのだろう。
雪乃がいるから、緊張して眠れないのもあるが、何か泣き声で目を覚ました。
幽霊とか俺苦手なんだけど。
なんて雪乃に言ったら笑われてしまいそうだ。
泣き声が何なのか気になり、部屋を出る。
そしてソファーの置いてある茶の間に向かった。
部屋は真っ暗だか、パソコンの明かりのせいで明るい。
雪乃がソファーで体育座りをしている。
―――泣き声は雪乃なのか。
俺は不安になり、茶の間のドアを開けた。
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