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―これからゲームを始めよう―
この一言から日常が壊れた。
―ルールは一つ
最後の一人になるまで生き残る事
賞品は生き残ったものが決めろ―
人の手に掴めぬ幸せ。
―ワタシはあらゆる願いを叶えられる―
無造作に集められた人達。
―見ての通り参加者は八名―
常人と狂人。
｢参加者殺すのオッケー？｣
日常では隠された狂気。
｢天才である僕が勝者であるべきなんだ！｣
徘徊するイレギュラー。
―共謀防止の為に一人、代行者を決めさせてもらった―
出し抜くもの。
｢こんなの間違ってる！｣
戦いを拒むもの、望むもの。
｢人殺しなんて出来ない！｣
｢ならお前から死ね｣
一筋の希望に願いを託し
｢息子の為にも生き残る｣
または死なない為に
｢死にたくない死にたくない絶対死にたくない！｣
今、彼らの戦いが始まる。
―何か言いたい様だな―
｢全てが終わったらお前を――――殺す！！！｣
『神が皆を救うってのは嘘だ』
『えっ、かみさまってみんなをすくわないの？』
『神が｢みんな｣をどう括るか分からないからね、それに……』
『それにぃ？』
『仮にもし全てを、救われたくない人や神頼みで何もしない人まで救う存在が居るとしたらそれは神なんかじゃあない――――人の不幸を望む悪魔だ』
それは『幸せ』を探し、足掻いたもの達の物語
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