私の彼

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冬季くんの車に乗ると、流れるのはHIP HOPの音楽 彼は見た目だけじゃなくて、中身も若いんだろうと思った 「今日を楽しみにしてたんだよ。 あっそうそう、また今度見たい映画があるんだ。ジャンル構わない?」 「私、ホラーもアクションもOKですよ」 今日も軽快に話してくる冬季くんはおしゃべりで、話し下手な私でも話しやすい そして、冬季くんの話しは尽きる事なく、車も進み 見えてきた…海!! 「海だ!」 広がる海原が見えると、普段は落ち着いている私までもがテンションが上がる 「実花ちゃん海、好きなんだ?」 「は、はい」 大きな海は私の心まで広くしてくれる
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