57人が本棚に入れています
本棚に追加
/76ページ
前を歩いていた彼が急に足を止めて、振り向いた
「なんで後ろ下がってるの?」
「あっ えっと、彼女とかいたら勘違いされない? なので…」
精一杯の言い訳をしたのだが…
「彼女なんていないよ。ほら、隣りに来てよ」
そう言って二人で足並みを揃えて歩き始めた
「俺の名前言ってなかったよね? 冬季。オリンピックのあった冬に生まれたからだってよ」
とうきくん…
背の高い冬季くんの顔を見上げれば、
整った綺麗な顔をしてる
モテそうだよね、冬季くん…
最初のコメントを投稿しよう!