私の彼

8/32

57人が本棚に入れています
本棚に追加
/76ページ
前を歩いていた彼が急に足を止めて、振り向いた 「なんで後ろ下がってるの?」 「あっ えっと、彼女とかいたら勘違いされない? なので…」 精一杯の言い訳をしたのだが… 「彼女なんていないよ。ほら、隣りに来てよ」 そう言って二人で足並みを揃えて歩き始めた 「俺の名前言ってなかったよね? 冬季。オリンピックのあった冬に生まれたからだってよ」 とうきくん… 背の高い冬季くんの顔を見上げれば、 整った綺麗な顔をしてる モテそうだよね、冬季くん…
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!

57人が本棚に入れています
本棚に追加