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このように注文を取ることもあれば、客が出た後のテーブルの片付け、皿洗いなども積極的にやっていた。
彼が妹をホテルに留めるには、ここでどうにかして奮闘するしかなかった。
「いらっしゃいませー!」
勿論これも仕事の1つ。
そうしていると、あまりに頑張りすぎる彼に1つの視線が刺さる。
「誰だ、あの仮面の男は?」
中学生にしか見えない別のウェイターからだった。
彼はそのまま弓弦に歩み寄る。
「誰だアンタ?」
中にイライラばかりが感じられる声だった。
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