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返事は予想外のものだった。
「ああ…弓弦。実は二人揃ってバイトに行ってて。俺は魚屋で販売担当だった」
「お前が……バイト?なんでわざわざ………」
「妹がホテルにでもいるんだろ?だったら…助けにはなるかと」
「助け?妹の……って」
雪彦は自分の耳を疑う。
なぜなら……
「マッチポンプじゃないか!?」
「悪くはないだろう。そのうち二重生活になると思うけどな」
「二重生活……ね。まあいいじゃない雪彦。助けてもらってることだし」
「否定はしないけど……」
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