会話もなかった兄妹の逢瀬

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「!?」 彼女は怯え、一気にベッドに包まる。 忘れたい記憶を無理矢理引き出されるのが、とにかく怖い。 「……やめて!お願い………」 竦み上がる彼女の様子に、弓弦もさすがに後悔した。 「あ、ごめん……。」 彼はどうにか暗い空気を変えようとする。 「雪彦はいないな……。当然だが」 「雪彦!?」 人が変わったように、突然彼女が飛び出してくる。
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