偽りばかりの悪夢

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その後というもの、明くる日も明くる日も、あちこちでバイトばかりが続く。 弓弦は特に金に困っていることはないが、こんなに長くこの状況が続くせいで、ホテル代が馬鹿にならないのだ。 当然、同じく暇があればバイトに勤しむ親友・音哉に頼るばかりではいられない。 さらに、ある日、バイト先としてもよく行く「シャングリラ」で飲んでいたときのこと…… 「疲れるな……」 「しょうがないだろ、ホテル代も経費に入る訳だから」 弓弦と音哉が弱々しく呟くと…… 「俺だってある意味生活費の一部はどうにかしないといけないぞ、そりゃ」
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