偽りばかりの悪夢

14/17

27人が本棚に入れています
本棚に追加
/259ページ
「安心しろ、殺しはしない」 彼は姫羅ではなくマイクに向かって呟く。 雪彦がこれを聞いていないはずはない。 「弓弦!!いいのか!?」 「勿論!計画なんて最初からなかったようにやっちゃって!2人とも!」 「了解!」 小さいながら力強い言葉だった。 雪彦は「とりあえず」怒りを剥き出しにして、例の階段を上っていく。 音哉はそれを待つように姫羅の首を絞め上げている最中だった。
/259ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加