殺陣

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「あとは俺が雪彦を掠めるように斬ればいい訳だ。なるほどな……」 「じゃ…続けよう」 (あくまで本気でな!) 雪彦が言った瞬間、音哉が再び斬りかかる。 聖香による圧倒的な力に、案の定、雪彦は一気に壁際に押しやられていく。 (限界……かな………) それは弓弦もしっかり見ていた。 今がチャンス! 「投げろ」 弓弦の一言に咄嗟に反応してか… カン…… 雪彦の手から剣が離れ、音哉の鋭い一閃が弾き飛ばす。
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