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「さて、どうする?」
「またしばらくは元のようにバイトだな」
バイト、という言葉に弓弦が反応する。
「思い出した。カレンダー用の写真が欲しい。2月の分は雪彦と姫羅の分を撮ってあるから、11月の分を」
「なるほど」
音哉は自分でシーンを選んだように、そこに転がっていた紅蓮の剣を手に取った。
「絵になるな」
弓弦もガントレットを持ち出し、そのままカメラを準備する。
タイマーは30秒。
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