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「なったもんはしょうがないだろ。つい最近決まったもんじゃあるまいし。……とすると、あのガキは仲間?」
「そうだな」
「なんだ、冷たく遇った俺が悪かったな……」
「まあ、そのことは私から言っておく。行くところがあるんだろ?」
「まあね。この前兄さんもバイトしたトコだよ」
「そうか。頑張れよ」
「兄さんもね」
2人は意外にあっさりと別れた。
先を急ぐ朔夜の後ろでは、さっきのけ者にされた取り巻きが忙しく後を追っていた。
一方の弓弦はそのままホテルへと入っていく。
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