帝と不良王子と白騎士2人

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「なったもんはしょうがないだろ。つい最近決まったもんじゃあるまいし。……とすると、あのガキは仲間?」 「そうだな」 「なんだ、冷たく遇った俺が悪かったな……」 「まあ、そのことは私から言っておく。行くところがあるんだろ?」 「まあね。この前兄さんもバイトしたトコだよ」 「そうか。頑張れよ」 「兄さんもね」 2人は意外にあっさりと別れた。 先を急ぐ朔夜の後ろでは、さっきのけ者にされた取り巻きが忙しく後を追っていた。 一方の弓弦はそのままホテルへと入っていく。
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