帝と不良王子と白騎士2人

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弓弦は前と同じように部屋へ向かう。 ただ1つ違うのは、カードキーを持っていないことだ。 それは彼も分かっていた。 (ポチッ) (ピーンポーン) (……ドタッ………) ベルが鳴った途端、誰かがベッドから落ちたような音がする。 その後も数十秒の間は特に動きはない。 (何があったんだよ……) そう思った刹那。 「は……はい?」
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