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「ううっ……どうしたの?」
「何を間違ったか戻ってきたんだが……偶然王子に会ってね」
「王子………さっきここに僕を運んだ人か」
「そうなのか?朔夜という奴だが」
「うん」
「ああ、そういえば『あのガキ』をここに運んだって言ってたな…。あ、それと」
「何?」
「とりあえず彼が白薔薇の王子だということは言っておいた」
「そう?ありがとう……。あと、鏡には僕が……メール打った」
瑞樹には悪気などないが、彼の言葉に弓弦の顔が曇る。
「彼はそれを望むだろうか?」
「でも……」
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