嵐の前の静かでない時間

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「兄さん……!」 「弓弦、お前か………」 3人、再び顔を合わせた。 「ちょうど行くところがあったから、誘おうと思ってね……」 「そうだったんだ」 「でもなかなか出ないから心配してさ。何があったかまでは聞かないが」 「うん………ありがとう」 「ああ、ありがとう弓弦」 彼らが話す間に、タクシーは川崎や羽田を抜け、都心に入っていく。 「そうだね………」
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