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「何故、美織王子が白薔薇の王子と一緒にいるんですか?」
「白薔薇の王子?」
「ご存知ないんですか?朔夜は白薔薇の弟王子です」
雪彦の言葉に、美織はショックを受けたように後ずさる。
しかし、顔は明らかに笑っていた。
彼はそれを堪えようと、隠そうと、必死で口を手で覆っていた。
「そんな……嘘だ!(まさか兄弟みんなでいるなんて!弓弦も近くに座ってるし!なんかサイコー!)」
「美織、何がおかしいんだ?」
「だってさ、朔夜、弓弦さん、ここに兄弟みんな集まってんだよ?すごいじゃん!」
「確かにな……ププッ」
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