騒乱のシャングリラ

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朔夜も、細かい事情と無関係に、つられて笑ってしまっていた。 その頃、弓弦はレーダーを注視。 「そろそろだ。……美織もいる。抜かるなよ」 「紅薔薇の王子……もとい、王弟もか。………了解」 騒乱の幕開けだ。 「こんな所で会うとはな。朔夜王子を捜していたら、思わぬ『獲物』に出会った」 「もう出ていいか、兄さん」 「ああ」 「分かった」 「いきなり」現れた鏡のもとに、謀ったように朔夜が歩み寄る。
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