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もはや憚ることもなく、マイクに向かって叫ぶ。
幸運にも、それは騒音で掻き消され、鏡にダイレクトに届いた以外には、一切伝わらなかった。
「了解!!あのバカが下手なことをしたから、考えている場合じゃなくなったしな!!」
鏡も思い切って応じ、そのまま姫羅の腕を強引に掴む。
彼は抵抗する彼女を無理矢理押さえ込み、店の外へと急いだ。
当然、店員の邪魔は入る。
「邪魔だ!」
彼は店員を強引に薙ぎ倒し、段に足をかけた。
その時、なおも店内にいた弓弦は、雪彦を押さえ付けていた店員が全員伸びていることに気づく。
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