Fragment

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そう言う雪彦の顔すら、次第にぼやけてくる。 「ゲホゲホゲホ……!」 限界寸前。 まさに死ぬ一歩手前で……。 「ガハッ………!」 (コロコロ) 弓弦の口から、何か澄んだガラスのようなものが飛び出す。 「ハァ……ハァ………。これのせいか………」 それが口から出た途端に咳が収まると、彼は必死で呼吸を整える。
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