Fragment

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「だから言えたのか。俺と姫羅の結婚は和解の証になると」 「そう………」 弓弦は立ち上がると、急に鏡に電話する。 「もしもし」 「……瑞樹もいるようだな」 「ああ」 「ならなおさら都合がいい…。言うぞ………」 弓弦の口調がいつもの冷たく鋭いものに変わる。 「白薔薇本国は何故、姫羅と朔夜に固執すると思う?」
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