Fragment

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「暗殺!?ふざけるな!!」 鏡が答えるよりも早く、雪彦が弓弦に食ってかかった。 弓弦は一旦電話を遠ざけ、答える。 「鏡とは無関係だ」 雪彦はその言葉に不信感は感じないが………いや、感じないために、白薔薇王国の不可解な策謀に激しい憤りを感じた。 「チッ!」 そして感情の赴くまま、彼はどこかへ走っていった。 メールを一気に打ちながら。 (スプリンクラーの………) 直後、電話の向こうから着メロが聞こえる。
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