黒紅の衝撃

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「これだけあれば当分もつ」 彼はそう言って、クーラーボックスを肩にかける。 その後ろでは音哉が苦笑していた。 「ただ、あいつらは腰抜かすぞ、たぶん…………」 ところが。 (ズドン!!) 謎の轟音。 「…………行ってみよう」 弓弦はすぐに反応し、音の方向へと足を速める。 「相当ヤバそうだ……」 続く音哉も、何か不穏な空気を感じ取っていた。 そして、轟音が響く先には……。
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