黒紅の衝撃

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(ガサガサ) 「ん……?」 突如、物音が発生。 それに気づいた雅晴が振り返る。 するとそこには「釣り人」が2人、重たい荷物を抱えてやってきていた。 「雅晴……どうした?」 凄絶な光景に気づいた弓弦が問う。 すると、相手が相手だからか、雅晴は鋭く切り出した。 「こうでもしないと―― 紅の枢機卿を騙せない」 「おい、そっちでも枢機卿が五月蝿いのか!?」 雅晴の、鋭いながらも、どこか憂鬱な言い口に、音哉が真っ先に反応した。
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