黒紅の衝撃

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それへの返答としての雅晴の話のトーンは、さらに落ちる。 「紅だろうが白だろうが、同じだろうよ。 奴らは自分の権力しか考えてない。 ……だから暗殺部隊も出る」 「楓のことか」 弓弦は迷うことなく返す。 そして、一時して、3人、口を揃える……。 「汚い世の中だ…………」 それからまた一時すると、弓弦は改まった表情で言った。 「……今日のところは、2人を見逃してくれ」
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