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「あなたの命令なら、そうさせていただく」
雅晴はそれだけ言うと、直ちに踵を返し、どこかへ歩み去っていった。
その後ろ姿も、どこか暗さを湛えていた。
直後、雪彦が姫羅を抱えて歩いてくる。
「雅晴……とかいう奴は?」
「帰った。とりあえず戻るか」
「そうか……分かった」
彼と弓弦が少し話すと、4人はそのままホテルへの道を急いだ。
今なら、光が目一杯射しているだろうから。
(本編第1部対応分 終了)
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