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弓弦はすぐにレーダーを三たび展開する。
例の白い点はいくつかの赤い点とともに動いている。
まだ間に合うかもしれない。
彼はそう思って、噴水広場……今も激しい剣劇が繰り広げられているところだが……から、先の建物に手を伸ばす。
「何をするつもりだ!!」という声がするが、彼には聞こえない。
そもそも聞く気がない。
「Magnet Run」
彼は低く言って、何かに身を委ね、建物へ向かう。
しかも、普通なら到底登れない高さに……。
だから彼は能力を使う。
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