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(撃ってみるか)
弓弦は1回も試したことがないことをやろうとしていた。
彼の手のひらに極めて淡い紫雲が現れる。
そして姫羅に向けた。
「証明するよ」
彼は雲に溜まった気を解放する。
雲は漆黒の魔弾となり、姫羅へと一直線に進む。
そして聖香にぶつかったとき…
パン!
弾がごく小さく弾ける。
姫羅はあまりの激痛に、見る余裕も聞く余裕もない。
しかし音哉は、しっかりと、捉えるべくして捉えた。
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