惨劇を後ろに

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「信じらんない!女の子にこんな酷い真似するなんて!音哉のおじさんって、サディストだったんだね」 「ほざけっ!その減らず口、二度と聞けぬようにしてやるわっ!」 何も知らない小僧が何を言う、と言わんばかりだった。 そして音哉は周りの部下も、1人を残して退ける。 「どけっ!!」という言葉には、それだけ強い憤りが織り込まれていたように映った。 ところが、彼は残った1人に頓狂な耳打ちをする。 (すまない、紙とペン持ってきて) (えっ、こんな……!?) と、そこに紙飛行機が飛んでくる。
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