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「んっ?」(パシッ)
音哉は飛んできた紙飛行機を咄嗟につまんで止める。
そこにはご丁寧にもペンも挟んであった。
(無駄に手間を取らせたな。これでジュースでも買うがいい)
彼は例の部下に100円程取らせ、結局帰らせた。
「さて」
続いて、剣を地面に置き、スラスラと何かを書く。
「何してるの、おじさん」
「待ってろ、野暮用だ」
そして書き終えると、音哉は紙とペンを元通りに戻し、
「そらよ」
それを飛んできた方向そのままに投げ返した。
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