惨劇を後ろに

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「さて、と」 そして地面に置いていた剣を持ち直し、静かに構える。 わずかに静寂が流れる。 (もういいかな) 弓弦は2人の呼吸が揃うのを待ってドアを勢いよく閉めた。 バタッ、と空気が変わる。 「今日こそ決着をつけてやる。私を怒らせたことをあの世で後悔するんだな」 「残念でした。後悔するのはおじさんの方だよ」 おじさんは今まさに後悔に囚われている最中なのだが…。 しかし、そんなことには関係ないかのように、2人は疾風のように飛び込んでいった。
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