Restart Point

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そろそろ響に止められ、やめただろうが、あの時例の彼氏がやっていたような激しい剣劇が兄妹の目の前で繰り広げられる。 お互いに大義名分は十分。 そして腕は十二分……。 「躊躇いなどないだろ……と?」 2人は、弓弦が零した言葉通り、迷いなく部屋中を跳びはねている。 その陰で、彼は赤い点がこちらに来るのをしっかり捉えていた。 足音が近づいてくる。 「さあ、錠が上がる音で……」 バタンッ!! 「…終わらせて」 弓弦の声に合わせるように、やっと「バカ彼氏」が入ってきた。
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